グランプリ覇者が考えていること

顧問のタナカカツキです。

 

 

 

 

もう少し、今年のレイコン作品のことを振り返ってみます。

 

過去、グランプリを取った作家たちが、
その後、どのような意図で作品をつくりつづけ、出品しつづけるのか、ということです。

 

今回のデイブ.チョウさんの作品をみてください。

 

龍が二匹バトルしていますw
デイブ.チョウさんは2007年のグランプリ作家です。
常に上位ランキングされる世界のトップレイアウターです

 

© AQUA DESIGN AMANO CO., LTD. ALL RIGHTS RESERVED. 

 

デイブ.チョウさんの今年の出品作
さて、これは、水草レイアウトなのか!?
審査基準からはみ出しそうな緊張感、これはオブジェ作品ではないか?
セットしてからの時間経過も減点になりそうなくらいのスカスカっぷり!

 

グランプリ覇者は何を考えて出品しているのか!

 

 

 

 

次は去年のグランプリ作家、ホアンさんの今年の問題作!

 

© AQUA DESIGN AMANO CO., LTD. ALL RIGHTS RESERVED. 

 

なんじゃ〜この幾何学的人工的なレイアウトは!
ショックさえ与える挑発的な作品、まったく癒されないレイアウト!

 

 

 

 

グランプリ覇者は何を考えてレイアウトしているのか~~!

 

デイブ.チョウさんにインタビューしてm

 

ー今回の作品意図はどういったものであったのか?なぜ龍のバトルなのか?

 

以下、チョウさんのお答えをざっくりとまとめると

龍は今年の干支だから。
今回はコンセプチュアルに作った。
水草レイアウトといえば、水中景、水景、森の自然や陸上の風景、遠景や近景、自然を模す、あるいは、自然の幻想的なイメージがテーマとなるが、今回の作品は具体的に龍のフォルムで流木を組む、石は雲を見立てている。
荒れ狂う龍のフォルムに大自然のメージを重ねてみる、他とは違うコンセプチャルなアプローチを試みた。

 

ースカスカの状態であるのはどういうことか?に対しては

 

龍のバトルという、とても重いイメージになりがちな題材であるので、画面を明るくヌケのある背景をつくってみた。

 

ということでした 。

 

そして、デイブ.チョウさんは水草をセットしたときの初期の状態が好き。
ということでもありました。

 

ー作品は審査基準からはみだしてしまいそうな、水草レイアウトコンテストでは、かなりリスクのある作品だと思うのだけど、そこんところはどーですか?と、
おそるおそるきいてみると

 

 

「われわれはルールを超えなければならない」という意味合いのお答えがかえってきて シビれた~!ウキャーーーー!

 

 

グランプリ覇者はすでに向こう岸に渡っている。
コンテストは、審査基準にお行儀よく寄りそうだけのものじゃない
コンテストはあくまで参加者によって形作られ変化する。

 

と言いながらも、水草界の重鎮達の審査は柔軟、ホアンさんの幾何学的問題作も今年のコンテストでは3位に輝きました。

 

 

世界水草レイアウトコンテストは現行するコンテストの中でも参加者の鼻息も荒いすばらしい美のコンテストだ!

 

 

ここで、審査員尾崎先生の言葉をウンべのブログから無断転用したいと思います。

 

「近い将来、ネイチャーアクアリウム(以下NA)は、絵画や写真など他の芸術表現と肩を並べることになるでしょう。その時にNAならではの表現をしていなければならない」

 

 

大きな課題であります。

 

 

 

 

路地に生えたコケもみのがさず凝視!作品作りに余念のない覇者↓

 

 

 

 

 

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