タ「このあいだ、TAU(東京アクアスケイプユニオン)の方々とお会いして、CAJとTAUで座談会みたいなことをさせていただいたんですが、カトカズはあいにく高熱で」
カ「参加できなくて…」
タ「もう残念でしたけどね。TAUの方々はほんとすばらしい方々でね、ぼくらなんかアクア業界からしたら、完全に門外漢、よそ者じゃないですか、そんなぼくらを暖かく迎え入れていただいてね」
カ「次は絶対参加したいですね」
タ「今年はカトカズ、家を立てるじゃないですか、水槽ありきで家を建てられるなんて」
カ「水槽を撮影しやすいように、今から…」
タ「そんな水槽の撮影をしやすいように家を建てられるなんて、成功者じゃないですか!」
カ「いえいえ、そんな豪邸建てるわけじゃないんで」
タ「じゃあ、カトカズさんから何かありますか?なにか来年の意気込みとか」
カ「いや、むずかしい段階にも差し掛かってるとおもいますね」
タ「というと」
カ「今以上に、さらにここからスキルをのばさないといけないという思いがあるので」
タ「そうですね」
カ「だんだんと難しい段階に入ってくるなあと思いますね」
タ「たしかにねー。来年のコンテストはさらなる高みでの勝負になるわけですが、審査基準に気を遣いつつも、インプレッションのある美しい構図とはどういうものか、という、そんな世界に関われるなんてまったく贅沢ですよね」
タ「じゃあ、カトカズさん、これから水草レイアウトをめざす若い人に一言おねがいします。ぼくらも新人ですが、ここはひとつ、上から目線でバツーンと御願します」
カ「はははは」
タ「いや、実際にこれから、やる人多いですからね、それにぼくらもこのままやってれば、年取って、すぐにベテランになっちゃいますよ」
カ「あっという間でしょうね」
タ「あっという間です」
カ「なんだろな~、やってみろ。としかいえないですね」
タ「やってみろと」
カ「お金がないとかいうけど、これから、ぼくらより長く生きるわけで、若いうちからやれば、それだけ長くつきあえる器具を買えたことになる、むしろ安く買えるわけですから」
タ「一生使えるしね」
カ「一生使える」
タ「そう、やればいい、ってけっこう重要で、この世界(水草水槽の)実は、敷居が高いでしょ、初期投資がかかる。だから、あれとそっくりなんですよ。大学入って、どのクラブ入ろうかなって思ってる奴をいきなり捕まえてきて、新人勧誘する山岳部!スポーツ部のように高校からバリバリやってるやつもいないし、文科系のクラブのように才能もいらない、経験の有無は問いませんって(笑)」
カ「敷居をどんどん下げていって(笑)」
タ「やったことないことは価値がわからないから、無理やり入部させる。先輩からザックとピッケルを借りて、山頂をめざす。そしてはじめて頂から眼下に広がる景色を見て感動する」
カ「そこで価値がわかる!」
タ「無理矢理やらせるってのも大事なんですよ」
カ「(笑)」