顧問のタナカカツキです
世界でもかなりトップクラスの水草水槽って
どうやってつくってんの~~?
みんな気にならない?
そうか…
世間の皆様はそんなこと気にならないよね
うん、そうだと思う
水草水槽をやってる人でも
コンテストに出品するなんてわずかな人数
静かな趣味だもん、水草水槽なんてね
でも、顧問は超気になるよーーー!
世界トップクラスの水槽ってどうやってつくってるの?
5年前、出品しはじめた頃の私たちはそういうことが超知りたかった!
このブログを読んでくれてる、わずかな人の中でも
知りたい人、きっといるよね?
さあ!マニアックな情報、大解禁で
今年も、恒例のレイコン作品つくり方ステップ
いつくかに分けていきますよー!
まずは、顧問は世界グランプリを目指しておりますので
トップランクに食い込む作品をつくる戦略とは
こういうものだ、ということからスタートします
<とにかく印象的な構図で!>
コンテストで上位に食い込む作品は
明らかに他の作品とは一線を画す
インパクトのある
一度見たら忘れられない印象を与える作品であることが必須です
かといって
審査評価に「棲息環境の再現」「自然感の演出」という基準があるので
あまりに突飛で奇抜な構図だと減点対象になります
映画やゲームの世界にでてくるような
どこか幻想的な既視感のある拡がりのある景色であることは
ここ何年かの傾向です
<影をどう表現するか>
魚がストレスを感じない住みやすい環境を確保するための
外敵から身を守る暗がりのスペースの演出
絵としては影(黒)になる部分をどう独創的な形で表現するか
表現できたものが世界のトップレベルの作品となります
<執拗なまでの作り込み>
水草そのものの持つフォルムをおおらかに表現する
ネイチャーアクアリウム手法はもはや目新しさは失われ
多くの出品者が限られた水槽スペースでの表現になりますから
年々、作り込みの細かさの狂気レベルが高まっております
見ていて疲れるほどの、癒やしもクソもない、嫌味になるほどの
てってーてきな作り込みが結局のところ高得点を叩き出すのが
近年の傾向なのです(かといって、それもやりすぎると減点)
↑水槽学部でも、細かい手作業による制作
作り込み、めんどくさいな~
繊細なクラフト志向、顧問は結構苦手な分野なのです
でも、上位に食い込むには仕方がない
根気よくやるしかない
水草レイアウトのコンテストなのに
水草をレイアウトすることはそっちのけで
石と流木を組んだり接着したり、クラフトの世界
これが今の世界水草レイアウトコンテストの動向なのです
それらを念頭において
2016年出品作品の
アイデアスケッチを描いてみます
ステップ2へつづく