ポスターの違和感

顧問のタナカカツキです。

 

 

 

 

世の中には、革新的なことを嫌がる人たちがいます。

 

普通でないこと、これまでと違ったこと
今までの習慣にないことなどに対して異を唱える人。

 

 

 

 

逆に、今までと違った革新的なことをしなければ
気が済まない人もいます。

 

その昔、ADAの天野尚さんは水槽に流木を入れました。

 

 

 

水槽に流木を入れることは、今では目新しくも何もないことですが
当時は相当な違和感があったとききます。
水槽に流木をいれるなんてけしからん!と
しかめっ面をしたアクアファンも少なくなかったとか。

 

 

 

ところが現在、流木は
レイアウト素材として必要不可欠な存在となりました。
ショップでも扱うようになり流通をも拡大したのです。

 

すばらしいアイデアやデザインは、その時代においては
奇抜に感じられることがあります。
受け入れられ、それがスタンダードになるには
時を待たなければなりません。

 

 

 

今回のコンテストのポスター
とてもよいポスターだと感じます。

 

 

 

 

 

 

天野さんは、水槽に「流木」を入れることで
レイアウトに躍動感や自然感を見事に表現してみせたのです。
水槽に「書」の世界を持ち込みました。

 

 

 

それまで誰が「アクア」「書」を結びつける発想をした人がいたでしょう。

 

 

 

いままでとは違う慣れないポスターデザインに
違和感を感じる人もいるでしょう。
天野さんが水槽に流木を入れたとき
しかめっ面をした人たちと同じように。

 

 

 

ADADはデサインのD
アクアリウムの世界を押し広げるようなコンテストであってほしいと思います。

 

 

 

 

 

ただのポスターのことで
ここまで話すことがあるw