こんにちは顧問のタナカカツキです。
水槽を始める前、何よりも気がかりだったのはメンテナンスのことでした。
天野さんの写真集には「週に一度の換水」と書かれていて
ものぐさな自分には続けられるか不安
最終的には放置になっちゃうのかな~って…
しかし、いざ始めてみると、すぐに気づいたのです。
換水をすると、水草に気泡がつき、いきいきと輝く。
水槽の中が澄み渡り、ガラス器具を磨けば新品のような透明感を取り戻す。
まるで心の垢までも洗い流されるような、清々しい気持ちになるのです。
メンテナンスには喜びがある――。
そう実感しました。
週に一度ではなく、毎日でも何かしら手を加えたくなるほどに。
水槽には「長期維持」という考え方があります。
生長の早い有茎草よりも、シダ類など生長の遅い陰性植物を中心にレイアウトし
メンテナンスの手間を減らしながら、環境バランスを安定させる。
しかし、今の自分にはまだその境地には至れません。
毎日、ランナーを伸ばしたり、爆発的に成長する水草を眺めるのが楽しくてたまらない。
有茎草の美しさを前にしては、やめることなんてできません。
まだまだ初心者丸出しです。
キャビネットの中にあるこの濾過器。
中には膨大な数のバクテリアが生息しているため、頻繁な掃除は控え、じっと我慢。
そのおかげで、透き通るような水が維持できています。
とはいえ、もうずっと手をつけていなかったので、さすがに汚れが溜まっているはず。
今日は、ついに清掃することにしました。
どれほど汚れているのか……ワクワクします。
リシアの破片が詰まっているかもしれないし
稚エビが吸い込まれているかもしれない。
いざ開けてみると、やはり驚くほどの汚れ。
独特の墨汁のようなにおいが立ち込めます。
それにしても、こんなに汚れていながら、よくもまああれほど
透明な水を維持できていたものです。
さすがバクテリア、そしてエーハイム(ドイツの会社
濾過器にダメージを与えないように、目立つ汚れだけを落とし、慎重に再セット。
清掃後の水槽は、まるで生まれ変わったような清々しさです。
……ん?
カチッと音がしたかと思えば、水温計が消えている。
あららららららららら~~~~~!
まさかと思い覗き込むと
水槽に引っ掛けるところが割れて底に沈んでるや~~ん
ガラス製の機器は気をつけていても、ふとした瞬間に割れてしまうもの。
リリィパイプでなくてよかったとはいえ……ショック。
これやと、スタイリッシュすぎるやろー!
キスゴムで……応急処置するしかない。
それでも、やっぱり水槽のメンテ大大大好き!(泣)

以上でーす!