顧問のタナカカツキです。
つくづく、水の中の植物は美しいと思います。
陸の植物も美しいけど、とくに水の中の植物を美しいと感じます。
↑ランナーを伸ばし新芽を展開するラヌンクルスイヌンダタス(まだ覚えられない)
「水景画」は、これらを素材として
水槽内にある情景を描きます。
水草という、もうすでに美しいものを
どうしてさらに手を加えるのか…
↑葉頭に気泡をつけるのが特徴のラージパールグラス
それとよく似たようなことを、若かりし美大生の頃に思ったことがあります。
アクリル画を描いてて、チューブからパレットに
トロンと出した粘り気のある絵の具は
もうすでに十分美しい。
それで筆が止まっちゃった…
赤いチューブをニュッと絞れば、トロ~ん。
すっごい綺麗な赤!
青い絵の具は、うわああああぁぁぁあー!
あっおーーーい!
次は紫、うわ~むらーさーきー!!!!!!!
この美しさに優る絵なんて描けねえわ~~…
もう寝よ。
でも、そうじゃないんだよね。
ピアノの鍵盤をポーンとたたけば、
それはそれでひとつの沁みいるいい音色。
それらのいくつかを組み合わせたり、ねじ曲げたりして
ある情感や物語、思想、人の心といっていいようなものが
流れ出る。
絵の具や鍵盤の音より
水草はもっと具体的なかたちをしているから
同じようには言えないかもしれないけど
水草をレイアウトすることによって
なにかそのような、作品とよべるような
そのようなものが生まれ出るとよいなあ。
顧問アトリエの90センチパレット水槽↓
素材だけは準備万端!…