マックス自宅水槽メイキング2024 その1(企画・図案)

こんにちは、部長のマックスです

 

 

 

 

マックス自宅水槽のメイキング カツキ顧問に引き続き 今年も紹介させていただきます
まずは、IAPLC2024(世界水草レイアウトコンテスト)の作品

 

©Aqua Design Amano Co.,Ltd.

今年は45位をいただきました

今年の作品は、今まで使用した事のない素材を使用したり
数年間続けた、吊り下げるという技法を使わなかったりと
どういう結果になるのか、まったく予測できませんでしたが
50位以内に選んでいただけて嬉しいです!

 

 

 

 

毎年、図案は 沢山のアイデアを出しそれをベースに
カツキ顧問に相談しながら方向性を探っていくのですが

今年もカツキ顧問に相談し
ピックアップしてもらったのがこちら

今年のテーマは「地層の美」

 

自然が長い時間をかけて作り上げた
異なる時代ごとの層がみせる美しいストライプや模様
その繰り返しや地殻変動によって現れる地層のズレが面白いのではと考えました

このままの図案だと水景作品としては
伝わりにくいと感じたので
図案をブラッシュアップしました

 

ブラッシュアップしたポイントは

1. 明確
2. 強弱
3. 反復

この3点です
具体的に書いていきます

 

 

 

 

1.  明確 テーマをハッキリと!

地層というモチーフは
バリエーションの違いが魅力のひとつではありますが
種類が多すぎると煩雑になり
層という印象が伝わりにくくなると考え

テーマを明確にするために
バリエーションの最小単位の2層(ツートンカラー)に絞りました

ツートンカラーに絞り込んだ事によって
層の違いが明暗の対比によってより引き立ったかとおもいます

図案を考えているとイメージが膨らんで色んな要素を入れたくなりますが
(それが企画の楽しさでもあるのですが)
この段階では絞り込む事に集中し、泣く泣く要素を削りました😢

要素を削ってテーマを明確にするという行為は
大学授業のポスターデザインの時に
テーマを伝わりやすくするための考え方として
ワンビジュアルワンメッセージという言葉で良く使われます
これは、水景制作においても共通するポイントだと思います

 

 

 

 

2. 強弱 メリハリをつける!

見どころとなる前面は大きくはっきりと
背景は小さく抑えました

前面は斜めにスリットを入れ緊張感をアップ

とんがった斜めの造形は角や牙など危険なモノを連想させ
人間が本能的に持っている
危ないものには注目👀していないと危険!!
という特性を刺激するのではと考えました

 

 

 

 

3.  反復 ルールを守る!

ルールを明確にしそれを繰り返す事によって
伝わりやすさを意識しました

前景から後景に向かって
ツートンカラーの白黒の帯が反復していくイメージ

 

 

 

 

反復は伝わりやすくなるというメリットと同時に
単調になってしまうという側面を含んでいます
反復を取りいれるときは
反復のルールの中でバリエーションを作る事を心がけています

 

 

 

 

細かなポイントとしてはもう少しありますが
それは制作の中でお話していこうと思います

その2に続きます

 

 

マックス自宅水槽メイキング2024 その2(素材選定)
こんにちは、部長のマックスです 前回からの続きです 図案を再現するべくハードスケープ(骨格)を作っていきますが まずは、今回のメインとなる 地層のツートンカラーを表現する 素材の選定です 地...