こんにちは、部長のマックスです
📝前回までの振り返り
前回は、注水から仕上げ、撮影までをお伝えしました
今回(最終回)は制作全体を振り返る中から
次回への課題を発見し
成長へつなげていきたく思っております
🎨 制作プロセス
今年の作品は、地層の美をテーマに企画を立てました
自然が長い時間をかけて作り上げた
異なる時代ごとの層がみせる美しいストライプや模様
その繰り返しや地殻変動によって現れる地層のズレが面白いのではと考えました
また、断層によってできた岩の隙間や段差は
魚たちの絶好の隠れ家となり
植物の生育にも理想的な環境になると考えました
ただ、原案のままだとコンセプトが伝わりにくいと感じたので
水景作品のデザインを🎯 3つの要素で改良しました
🪵ハードスケープの制作では
地層のツートンカラーを表現するため 流木と木化石という
似て非なる素材を組み合わせることで
統一感と対比の両立にチャレンジしました
植栽後には、漂白流木の色が元に戻ってしまうというトラブルはありましたが
そのトラブルがきっかけとなり
焼成陶土とフロッタージュ技法を組み合わせた
新しい表現方法のヒントを発見することができました
今年は水草の育成を早いタイミングで始めた事で
有茎草の群生🌿が密度高く、美しく育成できたかと思います
当初の課題のひとつだった
側面や上面の反射を活かした仕上げや撮影も上手くいったのではと思っています
📊 次回への課題
課題として感じているのは、地層表現における自然の観察力と表現力の未熟さです
そのため、制作時の筆跡(手作業の跡)が必要以上に目立ち
自然の美しさを表現するという本来の意図よりも
人工的な作り込みの印象が強くなってしまったと感じています
これは僕の新しい制作方法を模索するスタイルにおいて
避けがたい特徴ではありますが
次回は新たな挑戦を続けながらも
自然本来の美しさが作品全体から感じられる水景を目指していきます
ここまで読んでいただき、ありがとうございました✨
来年も、みなさんと一緒に制作に励み
その成果を共有できる事を楽しみにしております!🌿