藻類対策ー新しい生命が放たれましたー 後半

引き続きグロッソ野嶋がお送りします。

 

 

 

 

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エビの死の悲しみにあけくれている暇はありません
それほどまでに彼らに取って今の環境がストレスフルなのです
急がねば!

 

 

 

 

水槽内の環境に慣れてもらうため、“水合わせ“を行います

 

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運搬中入っていた水(仮容器内の水)と水槽内の水を少しずつ入れ替えて
仮容器内の水が最終的には水槽内の水とほぼ同じ状態になるようにしていきます

 

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水槽内の水の投入口に集まるエビくんたち。
とても敏感ですね

 

 

 

 

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この水合わせは、時間をかけて行うので、その間エアレーションを投入し酸素を供給してあげましょう

 

 

 

 

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皆に見守られ、待つこと1時間
そろそろ、水が入れ替わったでしょうか?
一旦水槽に移してしまえば、もう後戻りができません
エビや貝たちが水槽の水に馴染んでくれたかどうか
過去に川エビを死なせてしまった苦い経験をもつ私たちにとって ここでの判断に慎重にならざるをえないのです

 

 

 

 

そんなもじもじしている一向を見兼ねたのでしょうか、マックス部長のGO!の一声 やはり仮容器の環境はあまりよくないとのこと
勇気をもって、一歩を踏み出しましょう。
いざ!

 

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WELCOME!! 糸巻貝!!
声にこそ出してませんが、皆同じ気持ちに違いありません
この瞬間、水槽学部の歴史に新たな1ページが刻まれました

 

 

 

 

糸巻貝は仰向けになったら起き上がるのが難しいとのことなので、慎重に水槽の壁に吸着させてあげます

 

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臆病な糸巻貝は手でつかんだら、体を引っ込めてしまいます
そのため壁に張り付いてもらうのは結構難しいのです

 

 

 

 

ヤマトヌマエビくんも

 

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狭い空間から解き離れて、広い水槽の中で勢いよく泳ぎまわります。
うまく水質に馴染んでくれるといいのですが。。。
彼らには藻を食べて、水槽の環境を整えてもらう大きな仕事がまってます

 

 

 

 

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糸巻貝くんたちも、早速食べてくれてますね。
通った後が壁面に残ってます

 

 

 

無事、彼らの引越を終えることができました
とはいえ、まだまだ油断はできません
数日後、結局、水や環境に合わず、命を落とす例が多々報告されています
彼らの行動をよく見極め、異変を感じ取り、適宜対処していくことが必須なのです

 

 

 

といったところで、ひとまずミッションコンプリート!!
今後の変化が楽しみですね、また経過ご報告しまーす