その昔
油絵をやろうとしたことがあって
必要な画材道具を調べてたら、それらがいちいち高価で
部屋がオイル臭くなるとか、乾くまで時間かかるるとか
なんかそんな理由で、あきらめてしまいました
日本画をやってみようと思って
調べてみたら、絵の具は顔料と膠(にかわ)を混ぜあわせてって…、膠って何?
水張り、絵皿や筆洗が陶磁器だったりして、ドーサ液、ドーサ?
これも絵を描きはじめる準備で疲れてしまいそうで、あきらめてしまいました
コンピューターグラフィックスをやろうと思って(1993年頃)
調べたら、高価すぎるし、未知すぎるし、選択範囲がアリの行列みたいになるし
フォルダの中にフォルダがあってその中にもフォルダ…マトリョーシカか!
でも、これはあきらめられませんでした
はじめてローンを組み
ソフトは英語、説明書も英語だったけど、辞書で訳しながら
長い時間をかけて習得しました
ものすごーく楽しかったー
そして5年前、水景画をやりたいと思って
調べたら、高価すぎるし、未知すぎるし、水槽の中で生態系を作るって、なにそれ!
バクテリア、はぁ?、石が売ってる、二酸化炭素が売ってる…
油絵や、日本画に比べれば、必要な道具を揃えるだけでも大変なのに
これも、あきらめられず今なお私を夢中にさせます
![PC213228.jpg](http://img-cdn.jg.jugem.jp/e05/1889556/20140831_656357.jpg)
![PC213232.jpg](http://img-cdn.jg.jugem.jp/e05/1889556/20140831_656358.jpg)
あきらめたもの、あきらめられなかったもの
その違いはなんだったんだろう…
出会ったタイミングとか、環境とか、そんときの心情とかいろんな理由があったんだろーけど
やっぱり「新しい表現」だったからですかね
目新しさって、一時のもので、そんなものに囚われるのはよくないことかもしれないけど
未知すぎる分野ゆえ、失敗したり、わからなくて知りたがってる多くの仲間がいたりします
なにより、まだ見たことのない表現にワクワクします
![P9156470.JPG](http://img-cdn.jg.jugem.jp/e05/1889556/20140831_656350.jpg)
自然素材で水の中に絵を描く、毎日表情を変える生きた絵画
それらの世界コンテストがあります
今年は世界64の国と地域から2,320作品の参加があったと発表されました
世界と競い、表現を高められる機会が、この分野には用意されています
![P9286686.JPG](http://img-cdn.jg.jugem.jp/e05/1889556/20140831_656353.jpg)
次回はこのコンテストのことを書きます