世界ランク3位の水草水槽の作り方 その2

顧問のタナカカツキです。

 

 

 

 

前回のつづきです。

 

 

 

 

ガラス面の補助線をたよりに流木を配置してゆきます。

 

流木の向きを揃えるだけでなく
トップからの光に対して良い影がでるように傾きも調整します。

 

 

 

 

流木の位置が決まったら、細かい石と石を噛み合わせて固定させます。
隙間にはコットンを詰めてます。

 

流木の選定も一発で決まるわけではないので、何度も置いてみて、見てみて、差し替えての
繰り返し。

 

 

 

 

大変骨の折れる作業ですが、眼の前で徐々に大地が姿を現してゆくのは快感です。

 

 

 

 

 

石を噛み合わせるのだけでは固定できず
空中に半分浮いてるような位置にある流木に対しては
マスキングテープで吊って固定。

 

石や流木、素材が動かないように、硬化剤などでがっちり止めると
修正したいときに簡単に取り出せなくなるので
まずは全体的に仮置き、仮止めの感覚で進めてゆきます。

 

 

 

 

素材は石も流木も使います。
石を積み上げながら流木を配置し、さらにその上から石を重ねる。
毎日少しづつ進めています。
2ヶ月ほどかけての土台づくりです。

 

素材がいつ手から滑り落ちて、ガラスを傷つけてしまうかわからないので
底面には園芸マットを敷いてます。

 

 

 

 

水槽側面からのアングル
奥行き50センチの急勾配!
カキワリのように素材を配置して遠近感をつけています。

 

固定しても良いと判断した箇所は硬化剤で固定
まだ仮止めの部分は、簡単にはがせるように
マスキングテープやバスコークなどで固定。

 

 

 

 

小さな素材をたくさん作って、大きなうねりを表現します。

 

黒いスポンジなども効果的です。
しっかりと影を出したい隙間などにねじ込んでいます。

 

 

 

 

上から覗き込めば

 

隙間など、雑な設えであっても

 

 

 

 

正面から見れば、流木の流れうねりが表現されていれば良し。

 

 

 

 

 

なので、このような小さな破片も捨てずに保管。

 

破片はショップなどに売ってないですから。

 

 

 

 

素材はサイズごとに仕分けしておくのも大切な準備。

 

 

 

 

 

あ、これがバスコークです。↓

 

本来、お風呂の修繕とかに使うやつ。

 

 

 

 

後景にはたくさん有茎草を植栽します。
ソイルをたんまり敷き詰めたいので、ソイルポケットを作ってます。
リシアストーンなんかを使ってますね。
園芸用のポットで作るのもよし。

 

隙間にはコットン。小さな隙間でもソイルがこぼれ落ちてゆきますから
しっかり穴をふさぎます。

 

 

 

 

だんだん土台となる骨組みが仕上がってきました。

 

次は、ソイルを入れてゆきます。

 

 

 

 

つづく!