顧問のタナカカツキです。
レイコンの締め切りまであと2ヶ月半。
今年もどのような作品に出会えるのか楽しみです。
印象深い独創的な作品はどのようにつくられるのか
顧問も毎回悩みます。
とにかく、構図が大事
画面を3対2、どちらかに重心を寄せて考える。
もうこの時点でなんだか見飽きた構図ですね。
これじゃー、よくないわけです。
ホーンウッドとかブランチウッドを組む
ブランチウッドとかもう素材としては飽々です。
何の進歩もない、反吐が出るほどありきたりなレイアウトになります。
遠近感を出すため
消失点に向かって細流を作ったりして
近年よく見かける構図です。見飽きたにもほどがあります。
こんな構図はもう通用しないでしょう。
さらに奥にジオラマを執拗に細かく作りこみます。
こんなことやってたら、何の進歩もありません。
奥に、テープ状の草とヘアーグラスなどで水中感を演出したりするのも、
もはや恥ずかしいレベルでしょう。
きわめつけは、魚はカージナルテトラの群泳。
水面を揺らして撮影。
これでは、創作といえません。
自分が作ったんじゃなく、これはもう誰かに作らされた凡作となります。
だけどね
小さい声で言いますが、コンテストの審査員の大半は
天野式ネイチャーアクアリウムの見かけに敬意を払いすぎて
次なる水草レイアウトのイノベーションを見落とす傾向が強いです。
諸君!自由創作、個性、自己表現に惑わされる事なかれ!
見かけの伝統・文化を重んじよ!
今のところ、レイコンとはそんなコンテストです。
顧問は今年こそ、世界シングルランクにインする予定です。
自然素材を扱う表現にとって、レイコンでの世界ランクは
重要なステップだと考えております。
嫌味なことを言いつつも、大事なコンテスト。