顧問のタナカカツキです。
仕上げの段階にきました。
これから、作品のさらなる印象度を上げるため
多層レイヤーを仕込んでゆきます

水草の種類によって色や形の帯が見て取れると思いますが
違う色でも同じような明度になって平坦な色彩の帯になりがちです。
そこで、しっかりとした黒や、はっきりとした白を差し込むことで
コントラストが増し、多層感がさらにアップします。
水槽前面下方に、しっかりとした黒い影ができていますので
ここにもコントラストを出すべく、白砂を施します。

流木と流木の黒い影の帯にも白い流木やコットンを差し込んで
多層化してゆきます。
後景草の色の帯にも、白く塗った細枝を差し込んで
色彩の華やぎを出しました。

今回はじめてやってみた技法です。(地味ですが効果あり!ですよね)

実際の自然景観にはあまり馴染みのない表現になります。(吉と出るか凶と出るか!)
前回の作品でも試したピンクの小石の帯です。
今回も採用します。
砂利が下草にしっかり絡みつくように、切込みを入れてコットンを差し込んでます。

ピンクの砂利を敷いてから

白砂でなじませます。

正面からの確認

前回の作品も色彩多層化を印象とするレイアウトでしたが
今回も引き続きその特徴は残しつつ、さらにダイナミックな流れの造形物を
前面に出したレイアウトとなりました

ほとばしるような野生的なフォルムと生命感溢れる色彩のスパーク!

タイトルは「プライマルバースト」
色彩の帯、チューリップ畑のような
整美されすぎた表現を「自然感がない」と
ジャッジされるかもしれないリスクあり😂

つづきます!


