ぜんぶ、美のせい

顧問はサウナ好きのただの大阪弁のオッサンだけど
夕日が死ぬほどすきです。

 

 

 

夕日を見てると、永遠な気持ちになって
死んでるようになってます。

 

 

 

もしくは、そのときだけガッツリ生きてます。

 

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顧問は子供の時から
夕日じゃなくても、昆虫の文様を凝視したり、トイレのタイルの形を楽しんだり、ガラス玉の中に吸い込まれ、湖面に反射する光のキラキラと一体化して、不思議な心理的感覚をどこまでも貪るガキでした。

 

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そんな遊び(せずにはおれない)は大人になれば、自然とやめるものと思っていました。
子供の自分はいなくなって、すっかり大人の自分ができあがると思っていました。

 

けど、今でもその遊びはつづいています。

 

そのひとつが水草水槽。
子供の頃の自分は、今もはっきりと、オッサンになった自分の中にいます。

 

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いつか、飽きるのだろうかと思いながらも
まだ飽きる予感がありません。水草水槽。

うっとりと眺める。
触る、調べる、実験や検証をしてみる。
ますます夢中になって水草への興味は拡がってゆきます。

 

なぜ、こんなことをしているのだろう…?

 

大人になった今の私はわかります。

 

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光合成の気泡は息を呑むほどの美しさ。
顧問は、水草水槽を通して、この世界をはっきり分かるように描き記したい。
この世にある美しさは、人の心を静かに奮い立たせます。
せずにはおれないのです。

 

 

 

 

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こんな文章を、柄にもなくうっかり書いてしまうのも
美の力です。

 

 

 

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私じゃない、美のせい。

 

 

 

 

 

 

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みなさまとお会いできるのを楽しみにしております。

 

 

 

 

 

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