顧問のタナカカツキです
水草レイアウト
それも世界コンテストで上位を狙うということを
最初っからひとりでやる
というのはなかなか困難なことだと思います
作り方の本もあるし専門のお店もあるし
ネットには様々な情報も出ていますから
ひとりでできなくもないですが
水槽が大型化したり
コンテストで入賞するような作品をつくりたくなった場合
仲間がいることが強みになります
世界コンテスト上位者の作品は
実のところ、チームプレイだということにも注目です
120センチ水槽なんて、ひとりで持てないもん
同じような志を持つ仲間と出会う
どの分野もそうかもしれませんが
仲間がいるということが、より良い作品を生み出す強みになります
創作において、交換と共有は多くのメリットを与えてくれます
素材をシェアできる
余った水草を分け与え、石や流木、ときにはバクテリア
創作で必要になった素材を互いに交換したり
使わなくなった器具などあげたりもらったり
必要となる素材は、多めに育成
必要な素材をいただいたり
それをまた仲間のために増やしておく
情報の交換
シェアするのは水草だけでなく
最新器具の使いごごちや、レイアウトに於けるさまざまな情報も交換
トラブルなども共有して対処技術のレベルアップ
育成に関してのノウハウが蓄積されます
水草レイアウト、まだまだ確立されてないことも多く、器具は日々進化し
世界コンテストに於いては創作方法や表現も挑戦的な態度で挑まねばならず
「研究」に近い分野だったりもする
「研究」はチームでやるにかぎります
ミスト式でレイアウトするCAJメンバー
これらのやり方は水草レイアウトと表された本や雑誌に載ってない
自分たちで見つけてゆくしかない
作品の批評
互いの作品を批評し合うのはチームプレイの大きなのメリットです
普段は孤独の創作ですから
どうしたって視野が狭くなり客観的視点を失いがち
厳しく批評しあうことで順位は大幅に変わります
ケタが変わります
人に見せて意見をもらうことで気づくことがなんと多いことか!
見せる機会の少なかった作品は順位悪い、あからさまに結果に反映されます
仲間の力を大いに感じるときです
互いの作品の予想順位を集計↑
趣味を超えますね…
なぜここまでやるのだ?という疑問は後回し
意欲の交換
チーム各個人の作品をみたり、話たりすることで
よし!わたしもやんなきゃ!って、うっかり意欲が伝染しちゃいます
チームでやる最大のメリットは
創作意欲の交換ではないかと思います
創作というのは伝染病、空気感染します
素材の買い出しに香港の水草ストリートまで
ひとりで来るのは心細すぎるけど、複数人と来ればたのしい修学旅行
下草をシートで売ってるなんて
知らなかったよ~~~
このまま、水槽にドボン!やってみた~い
きっと味気ないことでしょう(笑)
レイアウトの勉強会
ベトナムから、フランスから、インドから、香港、中国から
互いの作品をプロジャクターで投影し
作品批評、意見を交換しあいます
顧問はヒアリングできないので世界からの貴重な意見もさっぱり…
(自動翻訳機よ!はやく!)
世界コンテストのために世界から集まった同士達(新潟ADA社屋)
「美」はいともかんたんに国境を超えてゆきます
孤独とワールドワイドを行ったり来たりするのが水草水槽の醍醐味かもしれません