こんにちはタナカカツキです。
みなさま、もう「アクアプランツ08」は手にされましたでしょうか?
まず、ページを開いてびっくりしたのはトップページだったってこと
ページ数も3ページも割いていただいておりました。
ページをまたいでアトリエの120センチ水槽!
お粗末なレイアウトが赤裸々に露呈~~!
カメラマンの石渡さんに撮っていただいたので
実際よりも何倍も見栄えがあります!
↑今はなき、作品No.2「スタートライン」 撮影/本人
「表現」に於いて、人に見せることで恥をかくことは重要ですね。
この感覚、忘れてました。
マンガ家としてデビューしたころ、はじめて自分のマンガが掲載されたときとまったく同じ感覚です。
こんな駄目なものを大量印刷したらあかんやろ!インクがもったいない!と思ったことを思い出します。
きちんと恥をかくことで、スタートラインに立てた気がします。
この水槽を「スタートライン」と名付けます。
そんな水槽になりましたが、今はもう存在しません。
取材は2ヶ月前のことですからね、今は違うレイアウト(レイコン用)で制作が進んでおります。
水草水槽に心を奪われて3本目の作品になります。
新人として荒っぽいが何かを感じさせるものになればと思います。
5年後、ほんとうに納得出来るものがつくれたらいいな、という想いで、今は新人水景家を楽しみたいなと思っております。
ご協力いただいた仲間にも感謝です
「アクアプランツ08」は、ブセの特集や、レイアウト集、制作現場など、充実した内容になっており、捨てページがありません。
読むところしかないすばらしい記事だらけです。
良い雑誌はすぐ休刊、無くなってしまうので、節操なく吹聴してゆきたいと思います。
水草水槽はお魚飼育のこれまでの水槽趣味とはまったく別の、新しい絵画表現であると知ってる人はまだまだ多くありません。
けど、あの他所他所しいアートの文脈からも外れて、自然と人間の創造力がスパークするとんでもない知的な、そしていかにも日本人的な純粋クリエイションだということができます。
生態系や水質を管理しながら美しさを丁寧に仕上げてゆくこの世界は、趣味で楽しむもの、という枠では収まりません。
創作の醍醐味を感じさせてくれます。